最近は、ハーバリウム専用に開発されたオイルが製品化され、誰でも好みのオイルをネットの通販サイトを通じて簡単に入手することができるようになりました。
現在市販されているハーバリウム専用オイルは、種類や粘度、容量、価格が多様で、好みや目的に応じて選べるほどに品目が豊富です。
しかしそれだけに、選定に迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
ハーバリウムづくりでは、オイルの粘度が低い、つまりサラサラしているほどボトル内で花材が浮きやすく、逆に粘度が高いほど花材が固定されて浮きにくくなります。
粘度による感触の違いは、例えば低粘度オイルは市販のサラダ油、高粘度オイルならメープルシロップなどが近いイメージでしょう。
ハーバリウムオイルの粘度については、個人で楽しむ場合に限っては、作業性や好みなどを基準に選んでも構いません。
但し、低粘度のミネラルオイルの場合、引火点が220℃ほどと低いものは消防法上の危険物に該当することもあるので、選ぶ際には注意が必要です。
また、粘度の異なる複数のオイルを混ぜて好みの粘度に調整して使うことも可能ですが、その場合は比重や引火点などが変わる可能性があります。
安全性を優先しながらハーバリウムづくりを楽しむには、やはり品質の良い専用オイルの単品使いがおすすめです。