ハーバリウムオイルに求められる大きな条件の一つが、オイルでありながら「燃えにくい」という性質です。
ハーバリウムのブーム以前には、ハーバリウムオイルにオイルランプの燃料である可燃性オイルを使ったものや、オイル成分を詳らかにしない製品も出回っていました。
こうしたオイルは消防法上の第4類「引火性液体」という危険物に分類されます。
引火の危険性があるのはもちろん、取り扱いや廃棄にも専門知識が必要なので、ハンドクラフト用資材には言うまでもなく不向きです。
ハーバリウムオイルとして知られるようになったミネラルオイル(鉱物油、別名:流動パラフィン)は、粘度の低いものほど引火点が低くなります。
たとえば、引火点(火を近づけたときに発火する温度)が200~220℃程度のミネラルオイルの場合は、上記の危険物指定に含まれるため、所有量によっては届け出が必須であり、展示会場などに持ち込む際も許可申請をしなくてはならないので、注意が必要です。
一方、ハーバリウム専用に開発されたミネラルオイルの場合は、引火点が260℃以上で食用油よりも高く、非危険物の扱いになるため、常温環境で燃えることはまずありません。
アミファのハーバリウムオイルは、趣味としてハーバリウムを楽しむ方から、ハンドメイド教室の教材として、また店頭販売や通信販売を前提としたプロの方まで、どなたでも安心してお使いいただけます。