ハーバリウム制作に欠かせないハーバリウムオイルは、ブームと共に専用商品が次々発売され、現在では主にミネラルオイルとシリコーンオイルの2種が市販されています。
これらのオイルは、液体の硬さ、つまり粘度の違いでさらに数種類に分かれるようですが、基本的には作る人が好みで選んで構いません。
但し、たとえばミネラルオイルにシリコーンオイルを混ぜると白濁してしまうので、異なる種類のオイルを混合することは避けてください。
同様の理由で、コック式の容器を洗わずに別のオイルを入れることがないよう、注意が必要です。
粘度が異なるだけのミネラルオイルやシリコーンオイル同士を混ぜること自体は、特に問題はありませんが、これにも注意しておきたいことがあります。
なぜなら、引火点の異なる種類同士のミネラルオイルを混ぜた場合、安全性の担保がしにくくなるという問題が生じるためです。
好みの粘度に調合したオリジナルのオイルを作りたくなることは理解できますが、前述の理由からオイルの混合について積極的には勧めない人もいます。
個人で、ご家庭でハーバリウムを楽しむだけであれば、オイルに関しては常識的な範囲で取り扱いに注意することで、粘度にこだわらず好みを優先しても大丈夫です。
しかし、より安全かつ安定的なハーバリウムオイルをお求めの場合は、引火点が250℃以上の高粘度ミネラルオイルを選ぶことをおすすめします。