プリザーブドフラワーとは?歴史や特徴、おすすめのアレンジを紹介!

プリザーブドフラワーは、近年フラワーアレンジの花材として非常に人気のある花材です。カラー展開も豊富で、お花の種類も年々増えているため、プリザーブドフラワーのアレンジメントをメインにしようと考えている方も少なくないのではないでしょうか。

本記事では、そんなプリザーブドフラワーの歴史や特徴、おすすめのアレンジなどを紹介します。実は知らなかったプリザーブドフラワーの秘密が垣間見えるかもしれません。

プリザーブドフラワーとは

プリザーブドフラワーの名前の由来は、「保存する=preserve」という英単語です。美しい姿のまま飾れる「保存できるお花」として、専用の加工液に浸して生花を枯れないように加工したもののことを言います。

プリザーブドフラワーはヨーロッパ発祥ですが、近年では世界中に広がり、フラワーアレンジメントの愛好家からインテリアとしてのお花好きの方まで、さまざまな人々に親しまれています。

プリザーブドフラワーの歴史

プリザーブドフラワーの研究が始まったのは1980年代の後半ごろで、製法技術を確立したのは1991年に世界特許を取得した「ヴェルモント」というフランスの企業です。海を渡って日本に伝わったのは1990年代なので、日本ではまだ30年程の新しい技術ですが、今日ではフラワーアレンジメントに広く利用されています。

花材は南米産のものが多く、エクアドルやコロンビアのプリザーブドフラワーが多数生産されています。日本国内で生産が始まったのは2003年のことで、現在でも新しい花材が続々と開発されています。

プリザーブドフラワーの特徴

プリザーブドフラワーには、生花やドライフラワーにはない特徴が数多くあります。ここでは、主な3つの特徴を紹介します。

・水やりが不要で手入れが容易
プリザーブドフラワーは水を与える必要がなく、保存方法にさえ注意すれば長持ちしてくれるので、手入れがとても簡単です。家を留守にすることが多くあまり頻繁に水をあげられない場合でも、気兼ねなくお花を楽しむことができます。

また、虫がつく可能性が低いので、お花が病気になってしまったり、虫食いが起きるなどのトラブルを心配する必要もありません。自宅で手軽に美しいお花を楽しむには、プリザーブドフラワーはうってつけの花材です。

・生花のような質感を保つことができる
花が開ききった最盛期の状態にある生花を加工してプリザーブドフラワーに仕立てるため、もっとも美しい生花の質感を長期間維持できます。そのため、水分を抜き乾燥させてしまうドライフラワーなどとは違って、生花のようなやわらかさと色合いも一緒に保存できるのが魅力です。

・枯れずに長期間楽しめる
生花は短期間で枯れてしまいますが、プリザーブドフラワーは良好な環境下で保存すると7~8年もの長い間、美しい状態で飾り続けることができます。生花が元気を失くしてしまう様子を見るのは寂しいものですが、プリザーブドフラワーなら、可憐なお花を思う存分観賞できるでしょう。

プレゼントなどにお花を贈ると枯れたあとに片付ける手間がかかってしまいますが、プリザーブドフラワーは思い出をお花と一緒に長い間取っておくことができます。

プリザーブドフラワーに人気の種類は?

特に人気でカラーやサイズが豊富なのは、ローズのプリザーブドフラワーです。品種もさまざまで、同じバラでも組み合わせることで異なる雰囲気を演出することができるでしょう。プリザーブドフラワーは染色を行うため、自然界には本来存在しない青色のバラを再現したものが販売されていることも特徴です。

また、紫陽花、菊、小花などもメジャーな花材のひとつです。アミファでもローズ、紫陽花、カーネーションなどのプリザーブドフラワーを取り扱っています。

プリザーブドフラワーはどんなアレンジにおすすめ?

フラワーアレンジメントをはじめとして、ハーバリウムやリース、花時計、アロマワックスサシェなど、さまざまなハンドメイドアイテムに使用できます。リボンやなども上手く使うと、オリジナルの世界観を自在に表現できるでしょう。

アイディア次第であらゆるデザインを生み出すことができるプリザーブドフラワーは、ハンドメイドの可能性をさらに広げてくれます。

プリザーブドフラワーならアミファの「プロヴァンスシリーズ」

アミファでは、プリザーブドフラワーのアレンジメントにおすすめの「プロヴァンスシリーズ」を扱っています。ローズ、カーネーション、紫陽花など人気も高く使い勝手の良い花材を、豊富なカラーとサイズ展開で提供しています。

徹底された管理による高品質を保ちながら低価格を実現できるのは、プライベートブランドだからこそのアミファの強みです。

まとめ

プリザーブドフラワーの歴史や特徴について紹介してきました。プリザーブドフラワーは30~40年程と歴史はまだ浅いものの、フラワーアレンジメントやハンドメイドの花材として広く浸透しています。用途も多彩で長期間保存ができる便利なアイテムなので、ぜひ一度制作に取り入れてみてください。

プリザーブドフラワーのアレンジメントを長持ちさせる保存方法とは?

美しい姿を長期間保つことができるプリザーブドフラワーは、ハンドメイドや贈り物にぴったりの花材です。生花とは異なり「枯れない」花として人気が高く、上手に保存することで何年も同じ姿を保ち続けることができます。

とはいえ、湿度の高い日本では、適切に保管しないと劣化が早まってしまうこともあります。そこで今回は、プリザーブドフラワーのアレンジメントを長持ちさせるための保存方法について紹介します。

プリザーブドフラワーアレンジは何年持つ?

一般的に、プリザーブドフラワーは湿度が低い状態に保たれているほど長持ちします。そのため、ヨーロッパなどの平均的に湿度が低い地域では10年程の非常に長い寿命を持ちます。一方、年間を通して比較的高温多湿な日本では、保存状態が良好でなければ2、3年のうちに劣化が進んでしてしまうことも考えられるでしょう。

ただし、適切な環境を保つように心がけることで、日本国内でも7、8年程度は色褪せたり風化したりすることなく美しい姿を楽しむことができます。プリザーブドフラワーは「枯れる」という寿命の迎え方をすることはありませんが、花びらや茎が傷んで「崩れる・壊れる」ことで寿命が訪れます。そのため、元の姿かたちを保つことができなくなったときがプリザーブドフラワーの寿命と判断できるでしょう。

プリザーブドフラワーアレンジの効果的な保存方法

少しでも長くプリザーブドフラワーを楽しむためには、次の3つの点に注意して保存することが大切です。

・直射日光を避ける
プリザーブドフラワーは直射日光と高温多湿に弱いため、通気が良く適度に涼しい部屋で、直接陽が当たらない場所に飾ることが大切です。日光だけでなく、部屋の照明でも色あせてしまうことがあるので、できるだけ日陰になる場所を確保できるとより美しい状態を保つことができます。

・できるだけ優しく扱う
プリザーブドフラワーを扱うときは、丁寧にやさしく触れるようにしましょう。無造作に扱ってしまうと花が壊れたり、崩れてしまう場合があります。埃などの細かな汚れが気になるときは、お花が傷つかない柔らかい素材のブラシなどを使用して、払う程度にとどめるのが長持ちの秘訣です。ブラシがないときは、弱風のドライヤーで払う方法もあります。

・水気のある場所に飾らない
色が落ちてしまう可能性があるため、水気のある場所は避けるようにすると良いでしょう。直接水を与えないようにすることはもちろんですが、わずかな水分でもカビなどの原因になってしまうため、他の植物と隣接しないように注意しましょう。

冬場は窓辺を避けて飾ると、露の付着による色落ちを防止できます。

プリザーブドフラワーアレンジのよくあるトラブル

プリザーブドフラワーは枯れない便利な花材ですが、カビや色移りなどのトラブルが起こることもあります。ここでは、プリザーブドフラワーに起こりがちなトラブルを紹介します。

・カビなどで花びらが崩れてしまった
カビは放置しておくとどんどん他の場所に移ってしまうため、発生に気が付いたらすぐにハサミなどで除去します。湿度の低い場所に移して、数日は再びカビが生えないか観察することも重要です。

カビが広範囲に渡っていると花びらごと切り取らなければならないこともありますが、範囲が小さければ、カビを除去して崩れた部分の形を整えるように切り揃えることである程度見た目を美しく保つことができます。

・花びらの色が薄くなってきたように感じる
室内の湿度が高くなると、水気を吸い上げて花びらが透明になることがあります。このまま放置してしまうとさらに色が褪せて戻らなくなってしまう可能性があるので、湿度の低い場所に移して様子を見ると良いでしょう。早いうちに対処できれば、数日中に元の状態に回復が期待できます。

半透明の状態が長く続くときは、シリカゲルと呼ばれる乾燥剤を入れるのもおすすめです。ケース入りでない場合は、短時間だけドライヤーの弱風を当てて水分を飛ばす方法も有効です。

・色が衣服などに移ってしまった
プリザーブドフラワーの着色液は、衣服などに付着してしまうとなかなか落ちにくいのが難点です。気がついた段階でティッシュや柔らかい布で拭きとりますが、落ちない場合はクリーニングなどを検討する必要があるでしょう。

対策としてはなるべく色移りしやすいものの近くに置かないことが一番ですが、赤や黒などの濃い色の花材は色移りしやすいので、白や薄い黄色などの比較的色移りしにくい花材を使用するのも選択肢のひとつです。

アレンジメントが壊れてしまったときの楽しみ方

プリザーブドフラワーの一部が壊れてしまったときの対処法は2つあります。まず、同じ素材を用意して壊れた部分を修復する方法です。元のアレンジメントが気に入っていて、同じ姿を保ち続けたい場合はこちらの方法を選ぶと良いでしょう。

もうひとつは、思い切ってアレンジメントを大幅にリメイクしてしまう方法です。元気なお花だけを取り出して新たなお花を加えることで、元の面影も残しながら新鮮なデザインを楽しむことができます。

まとめ

プリザーブドフラワーを長持ちさせる方法や、よくあるトラブルについて紹介してきました。せっかく作った作品は、なるべく長く楽しみたいものです。適切な環境のお部屋に飾ってあげることで、美しい姿のままアレンジメントを保つことができるでしょう。

プリザーブドフラワー専用フラワーベース・花時計の楽しみ方を紹介!

「花時計」は、プリザーブドフラワー専用のフラワーベースです。アミファが商標登録しているオリジナルブランドで、仕上がりの美しさをより追求した製品となっています。文字盤の周りにお花を敷き詰めるだけで簡単で華やかなアレンジを楽しめるので、初心者の方のレッスンにも最適です。

時計としても本格的に使うことができるため、誕生日や結婚のお祝いの贈り物としても人気です。スタンダードな丸や四角だけではなく、ハーバリウムを作成できる器に時計がセットされているタイプなど、さまざまなフラワーアレンジを楽しむことができます。

花時計におすすめの花材は?

アミファでは、花時計のフラワーアレンジにおすすめの花材を多数扱っています。中でもアミファオリジナルPBの「プロヴァンスシリーズ」は発色も良く、カラーも豊富で多彩なアレンジを楽しめます。



プロヴァンス ローズ レギュラー9輪

「ローズ」は32色もの豊富なカラー展開で、制作のイメージにより近いアレンジができます。思い思いのお花を組み合わせることで、アレンジの可能性は無限大に広がります。生産地としては最高級とも言われる南米エクアドルのバラを使用し、高品質ながらコストを抑えて安価に提供しています。

ローズのプリザーブドフラワーは、収穫の時期によってバラの品種やサイズもさまざまです。そのためお花の個性を活かしたアレンジを心がけると、より魅力的な作品に仕上がるでしょう。

レギュラーの他にもローラ(6輪入り)、キュート(16輪入り)とサイズ展開も充実しているため、どんなデザインにも対応できる便利な花材です。

ご購入はこちらをクリック

プロヴァンス カーネーション レギュラー4輪

「カーネーション」シリーズはフリルのような可憐な花びらが特徴です。生花のカーネーションに比べるとフリルが細かく入っているため、花びらの密度が増してボリューム感がアップしています。5~7cmの大きなお花が花時計を豪華に見せてくれるでしょう。

カラーは5色展開で、明るい発色でどんなお花とも合わせやすい使い勝手の良さが魅力です。プロヴァンスシリーズの「ローズ」とも非常に相性の良い花材なので、いろいろな組み合わせを試してみるのもおすすめです。

また、1輪のサイズが大きいことから、お花を小さく分割して使用する「フェザーリング」を行って2輪にしても十分なボリュームで使用できます。

ご購入はこちらをクリック

プロヴァンス アジサイヘッド

「アジサイ」シリーズはアレンジメントをより華やかにしてくれる発色と、コストパフォーマンスの高さが特徴の花材です。16色の豊富なカラー展開と発色の良さを活かして、全体を華やかに彩ります。また、3~4cmのほどほどの大きさの花びらは扱いやすく、幅広いアレンジに使用できます。

また、アジサイはコストパフォーマンスの高さも魅力のひとつです。安価で惜しみなく使うことができるため、ボリュームを出したいときにも活躍します。

ご購入はこちらをクリック



花時計白丸

スタンダードな丸型タイプの花時計は、どんなアレンジにも使いやすい点が特徴です。文字盤をなるべく前面に近づけることによって、アレンジの邪魔をせず、時計の文字盤をはっきり確認できる構造になっています。

白に加えてピンク、グリーン、グレーの合計4色のカラー展開で、イメージに沿ったさまざまな雰囲気を演出できます。

ご購入はこちらをクリック

花時計白正方形

スタンダードな四角タイプの花時計です。マチが6cmと深いので、「プロヴァンスローズ」シリーズのローラサイズまで綺麗に収めることができます。付属のフックを使用することで、置いて飾るだけでなく、壁にかけてウォールクロックとしても使えます。

ご購入はこちらをクリック

花時計 クリア 正方形

ハーバリウムを作ることができる器に文字盤をセットした花時計です。お花を閉じ込めた美しいハーバリウムの中にそっと主張するシンプルな文字盤が風情を感じさせます。

ご購入はこちらをクリック

花時計 ウォールケージ

鳥かごをイメージしたヨーロピアンな花時計は、そこにあるだけでおしゃれな雰囲気を演出してくれます。クラシック調の文字盤にまでこだわったデザインの「花時計ウォールケージ」は、フレームにそのまま花材やリボンをあしらうのがおすすめです。

ご購入はこちらをクリック

花時計ダブルウインドウ

6.5cmの深々とした設計で、幅広いアレンジが可能な花時計です。文字盤が浮き上がるボックスタイプで、趣のあるシックな雰囲気を醸し出します。ボックスいっぱいにお花を敷き詰めても、シンプルに文字盤をぐるりと囲んでもお花の魅力が引き立つデザインです。

ご購入はこちらをクリック



まとめ

花時計におすすめの花材やアミファで取り扱っている製品を紹介してきました。花時計に思い思いの花材を組み合わせて、世界にひとつだけの時計を作ってみてはいかがでしょうか。